いやー眠い。
なかなか時差ボケがとれません。着いた日は夜の9時ごろ寝て夜中の2時半に起きたので、これを少しづつずらして行けば良かったのですが、次の日にウッカリ昼食後に5時間くらい寝てしまって、そこからまた昼夜が逆転してしまいました。
昼間眠くて、でも夜は眠れなくて、っていう悪循環。
昨日までフラフラしながら朦朧とした意識でしたが、なんとか昨日は夜まで頑張って、11時就寝、朝5時起床と、まともなリズムに戻りました。
でも、まあ、やっぱり今も眠いけど。。
今回はある研究所の仕事でフェアトレードや倫理的消費者運動について調査をしています。
で、月曜日はGoodweaveっていう、児童労働のない絨毯の認定組織の人にロンドンで会ってインタビューをしたり、フェアトレードショップやスーパーを回りました。
日本ではほぼ知られていませんが、インドやネパールで作られる絨毯には児童労働が関与するものが多いのですよね。
また、イギリスはフェアトレード先進国で、普通のスーパーにも沢山フェアトレード製品が並んでいます。フェアトレード大好きな僕は、フェアトレード製品のあふれる棚を見て感激してしまいました。
昨日はEthical Trade Initiativeという企業の倫理的取引を支援する団体と、夜はNo Sweatというキャンペーン団体に行ってきました。
このNo Sweatが最高に楽しかったです。
スェットショップとは、途上国の奴隷工場のことで、昔GapやNikeがスェットショップを使っていることで世界的に批判されましたが、そのようなネガティブキャンペーン活動をしているのがNo Sweatという団体です。
No Sweatとは、「(汗もかかないくらい)お茶の子さいさい」ていう意味があるのですが、それを「スェットショップがない世界」とかけている訳ですね。
ロンドンの、ある書店の上の階が全部「それ系」の団体で、その書店も社会主義関係の本や、メキシコのゲリラを支援するコーヒーが売っていたりと、ほんと、いまどき珍しい「左」の世界が展開されていました。
このビルは、昔はイギリスの諜報機関のIM-6(CIAみたいなの)に監視されていたって言うくらいの、ものものしさです!
そう言えば、昔イギリスの有名なキャサリンハムネットっていうデザイナーに会ったときに、彼女の家の電話もIM-6に盗聴されていたって言ってました。彼女も過激な活動家なんで。
この団体のJさんに会って、指定された時間も遅かったのでPubでギネスしながらインタビューしました。
この団体は、大企業を批判する色々なキャンペーンやイベントをやって、世論を喚起しています。この間は、ある大手のアパレル店で、そのお店で陳列されている服のポケットに、そのお店を批判するカードを入れたそうです。
「そんなことして逮捕されないの?」と聞いたら、「幸い、まだ逮捕されてないよ!うははは!」と楽しそうに笑っていました。
捕まらないように合法的にやる、というその点はきちんと守っているそうです。
「企業に訴えられないの?」と聞いたら、「訴えたら逆に大事になってこちらの思うつぼだから、企業は訴えないよ。あはは!」ということでしたが、この明るさが大事だなと思いました。こういうのが日本の場合は欠けているかと。
こういうキャンペーンなどをメディアが好意的にカバーしてくれるので、それが世論形成にうまく繋がるということでした。日本はメディアが企業や政府のお仕着せだから、なかなかこういう風にはならないですね。残念。
それから、大企業を攻撃するけど、決してボイコット(不買運動)はしないということでした。ボイコットして困るのは労働者だし、企業を批判して改善を要求するのが目的だからということでした。
途中から、Jの彼女も合流。
彼女は薬物などの依存症のセラピストで、ビーガン(過激なベジタリアンで、乳製品も口にしない)で、頭がドレッドヘアで、鼻輪でっていう、かなりのオルタナティブな人で、なにかと「ファッキン」と口にする、真面目なのか不真面目なのか分からない感じで、面白かったです。
そのインタビューの後は、イギリス名物のパイを食べて、眠気でフラフラになりながら、お世話になっている人の家に戻り、ベッドに倒れ込むように寝ました。
今朝はブリストルという町に移動して、イギリスのオーガニックの認証機関を訪問して、その後、ファーマーズマーケットを見たり、チャリティショップを視察しました。
明日はシェフィールドとマンチェスタに移動します。
ねむ。
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